立体映像とは?3D映像・ホログラムとの違いと、見え方の仕組みをわかりやすく解説
立体映像とは、平面の画面では表せない奥行きや立体感を、見る人に感じさせる映像のことです。映画館の3D映画、メガネなしで見られる裸眼3D、ホログラム、空中に映像が浮かぶディスプレイなど、さまざまな方式があります。
人が「立体」を感じる仕組み
人は、左右の目に少しずつちがう像が映ること(両眼視差)や、見る位置を動かしたときの見え方の変化、物の重なりや影などから、奥行きを感じています。立体映像の多くは、この仕組みを利用して、平面の映像に奥行きを感じさせています。
立体映像の主な方式
| 方式 | 仕組み | 主な使われ方 |
|---|---|---|
| メガネで見る3D映像 | 専用のメガネで、左右の目に別々の映像を届ける | 3D映画、テーマパークのアトラクション |
| 裸眼3D(ディスプレイ) | 画面の表面の細かいレンズなどで、左右の目に別々の像を届ける | 3D対応の画面、ポスター |
| 裸眼3D(錯視映像) | 建物の角の大型ビジョンなどに、遠近法を計算した映像を流す | 屋外の大型広告 |
| ホログラム(ホログラフィー) | 光の干渉を使って、立体像を記録・再生する | お札やカードの偽造防止 |
| 空中に浮かぶ表示(3Dホログラム) | 背景を透かして、映像だけを空中に浮かべて見せる | 店頭、展示会、イベント、ライブ |
| VR・AR | ゴーグルやスマートフォンの画面に、立体的な空間や物を表示する | ゲーム、体験型コンテンツ、ショッピング |
3D映像・ホログラム・立体映像のちがい
- 立体映像:奥行きを感じられる映像の総称です。
- 3D映像:立体映像とほぼ同じ意味で使われます。映画やテレビでは、メガネで見る方式を指すことが多い言葉です。
- ホログラム:本来は光の干渉を使う技術のことです。広告やイベントでは、空中に映像が浮かんで見える表示も「3Dホログラム」と呼ばれています。くわしくはホログラムとは?で解説しています。
店舗やイベントでよく使われる方式
店頭やイベント会場のように、たくさんの人がメガネやゴーグルなしで、いろいろな角度から見る場所では、「空中に浮かぶ表示」がよく使われます。中でも、LEDを並べた羽根を高速で回転させて映像を描くファン型は、明るい場所でも見え、背景を透かして映像だけを浮かべられるのが特長です。

直径約2mの3D Phantom® 200zを店舗入口に常設した例(SEGA STORE TOKYO)(事例を見る)
複数台を並べて奥行きのある空間をつくることもできます。大阪・関西万博の会場内EVバス停では、57台を奥行き方向に並べ、視差を利用した立体的な映像表現を行いました。

横3台×奥行き19列、合計57台を並べた例(大阪・関西万博 関西電力・会場内EVバス停)(事例を見る)
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目的別の選び方
| やりたいこと | 向いている方式 |
|---|---|
| 店頭・展示会で通る人の目を引きたい | 空中に浮かぶ表示(ファン型の3Dホログラム) |
| 屋外で街全体に話題をつくりたい | 裸眼3D(大型ビジョンの錯視映像) |
| 座って見る人に、迫力ある映像を届けたい | メガネで見る3D映像 |
| 一人ひとりに体験してもらいたい | VR・AR |
それぞれの違いは、空中ディスプレイ・ホログラムディスプレイ・3Dサイネージの違い、裸眼3D広告とホログラムの違い、3Dホログラムの方式比較でも紹介しています。
まとめ
立体映像は、奥行きを感じられる映像の総称で、メガネで見る3D映像、裸眼3D、ホログラム、空中に浮かぶ表示、VR・ARなどの方式があります。店舗やイベントのように多くの人が自由な角度から見る場所では、メガネなしで映像が宙に浮かぶ3Dホログラムが使いやすい方式です。