空中ディスプレイ・ホログラムディスプレイ・3Dサイネージの違い|仕組みと向いている使い方
はじめに
何もない空間に映像が浮かんで見える表示には、「空中ディスプレイ」「ホログラムディスプレイ」「3Dサイネージ」など、いくつもの呼び名があります。どれも似たように聞こえますが、仕組みも、向いている使い方も違います。
この記事では、3つの違いを比べて、目的に合った選び方を紹介します。
3つの違いを一覧で比べる
| 空中ディスプレイ | ホログラムディスプレイ | 3Dサイネージ | |
|---|---|---|---|
| 仕組み | 特殊な光学プレートで、ディスプレイの光を空中に結び直して像を表示する | LEDの羽根を回すファン型など。背景が透けて映像だけが浮いて見える | 立体的に見える映像を使ったサイネージの総称。大型LEDの錯視映像やホログラム型などを含む |
| 大きさ | 比較的小さい(光学プレートの大きさに左右される) | 直径30cm程度から約2mまで。複数台をつなげて大画面にもできる | 方式による。屋外の大型ビジョンまである |
| 見える範囲 | 正面のかぎられた範囲 | 正面を中心に、ある程度ななめからも見える | 方式による。錯視映像は決まった位置から見ると立体的に見える |
| 得意なこと | 空中の映像にふれて操作する、非接触の操作パネル | 店頭・展示会・ロビーで目を引く演出 | 広告・販促での注目集め |
空中ディスプレイとは
空中ディスプレイは、特殊な光学プレートを使って、ディスプレイから出た光を空中の別の位置に結び直し、何もない空間に映像を表示する技術です。センサーと組み合わせると、空中に浮かんだボタンに指をかざして操作できるため、受付の端末やエレベーターの操作パネルなど、ふれずに操作したい場面で使われています。
一方で、映像の大きさは光学プレートの大きさに左右され、見える範囲も正面にかぎられます。遠くから人の目を引く演出よりも、手元で操作するための表示に向いた技術です。
ホログラムディスプレイとは
ホログラムディスプレイは、映像が立体的・空中に浮いて見える表示機器をまとめて呼ぶ言葉です。店舗や展示会でよく使われているのは、LEDを並べた羽根を高速で回転させ、光の残像で映像を描く「ファン型」です。映像の黒い部分が透けて見えるため、背景の上に映像だけが浮かんでいるように見えます。
3D Phantom®もこのファン型のホログラムディスプレイです。並べ方を工夫すると、奥行きのある立体的な空間もつくれます。大阪・関西万博の会場内EVバス停では、横3台×奥行き19列、合計57台を並べ、視差を利用した立体的な映像表現と、照明・音響を組み合わせた演出を行いました。

横3台×奥行き19列、合計57台を並べて立体的な映像空間にした例(大阪・関西万博 関西電力・会場内EVバス停)(事例を見る)
店頭では、1台からでも来店客の目を引くアイキャッチになります。

店舗のエントランスに設置し、3Dホログラムのキャラクターがお客様をお出迎えする例(Hello Kitty Japan 東京スカイツリータウン・ソラマチ店)(事例を見る)
3Dサイネージとは
3Dサイネージは、立体的に見える映像を使ったデジタルサイネージ(電子看板)をまとめて呼ぶ言葉です。建物の角にある大型LEDビジョンで、遠近法を計算した映像を流して飛び出して見せる「裸眼3D」の広告も、店頭に置くホログラムディスプレイも、3Dサイネージと呼ばれることがあります。
裸眼3Dの大型ビジョンと、ホログラムディスプレイの違いは裸眼3D広告とホログラムの違いで詳しく紹介しています。
【店舗・展示会で使うなら】
ホログラムディスプレイ「3D Phantom®」は最短1日からレンタルでき、演出の企画・映像制作・当日の設置までまとめて相談できます。
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目的別・どれを選ぶか
| やりたいこと | 向いているもの |
|---|---|
| 受付や案内端末を、ふれずに操作できるようにしたい | 空中ディスプレイ |
| 店頭・ショーウィンドウで通行人の足を止めたい | ホログラムディスプレイ |
| 展示会ブースで遠くから目立たせたい | ホログラムディスプレイ(複数台をつなげる、または大型モデル) |
| 屋外の大型ビジョンで広告を出したい | 3Dサイネージ(裸眼3Dの大型LED) |
展示会では、ブースの上部に複数台を並べると、通路の先からでもブースを見つけてもらいやすくなります。

ブース上部に65x2を4台つなげて設置し、ロゴや商品構造の映像を流した例(日機装株式会社様 H2&FC EXPO)(事例を見る)
この事例では、4台をつなげた大きさを活かして、ロゴや製品の構造を立体的に見せる映像を制作しました。文字も、4台つなげたときに読める大きさに調整しています。
まとめ
「空中ディスプレイ」は手元で操作するための表示、「ホログラムディスプレイ」は店頭や展示会で目を引く演出、「3Dサイネージ」は立体的に見えるサイネージ全般を指す言葉です。人の目を引いて足を止めてもらいたいなら、背景が透けて映像だけが浮かぶホログラムディスプレイが使いやすい選択肢です。
3D Phantom®の機種ごとの違いは機種一覧・選び方で、選び方のポイントは3Dホログラムディスプレイの選び方でご覧いただけます。