裸眼3D広告とホログラムの違い|屋外の大型ビジョンと店頭演出の使い分け
はじめに
渋谷や新宿などの街頭で、大型ビジョンから映像が飛び出して見える「裸眼3D広告」を見かけることが増えました。一方で、店頭やイベント会場では、空中に映像が浮かんで見える「3Dホログラム」も使われています。
どちらも「メガネなしで立体的に見える映像」ですが、仕組みも、向いている使い方も違います。この記事では、2つの違いと使い分けを紹介します。
裸眼3D広告の仕組み
裸眼3D広告の多くは、建物の角にあるL字型や曲面の大型LEDビジョンを使います。2つの面にまたがるように、遠近法を計算した映像を流すことで、画面の枠から映像が飛び出してくるように見せています。いわば、目の錯覚を利用した映像表現です。
- 決まった位置から見ると立体的に見える:遠近法を合わせた位置から外れると、立体感が弱くなります。
- 画面そのものは平面:映像の背景もLEDの画面として見えるため、映像の向こう側が透けて見えるわけではありません。
- 大型ビジョンの広告枠で流す:屋外の大型ビジョンは、運営する会社の広告枠を使って放映するのが一般的です。
3Dホログラムの仕組み
店頭やイベントで使われる3Dホログラムの代表が、LEDを並べた羽根を高速で回転させ、光の残像で映像を描く「ファン型」です。回転している羽根はほとんど見えず、映像の黒い部分が透けて見えるため、背景の上に映像だけが浮かんでいるように見えます。
- 映像の向こう側が透ける:店内やショーウィンドウの商品を見せながら、映像を重ねられます。
- 自分の場所に置ける:店頭、ショーケース、ロビー、展示会ブースなど、自社の場所に置いて使います。
- 小さく始められる:1台から使え、短期のイベントならレンタルもできます。
渋谷の「GiGO 渋谷」では、店頭のショーケースに3D Phantom® 65x2を縦5台×横3台、合計15台設置し、1枚の大きな画面としてブランディング映像や店内案内を流しています。

店頭ショーケースに65x2を縦5台×横3台、合計15台設置した例(GiGO 渋谷)(事例を見る)
違いを一覧で比べる
| 裸眼3D広告 | 3Dホログラム(ファン型) | |
|---|---|---|
| 立体に見える理由 | 遠近法を計算した映像による目の錯覚 | 背景が透けて、映像だけが空中に浮いて見える |
| 主な設置場所 | 屋外・駅前の大型LEDビジョン | 店頭、ショーウィンドウ、ロビー、展示会ブース、イベント会場 |
| 見てもらう距離 | 遠く(街頭・交差点の向こう)から | 近く〜通路の先から。大型モデルや複数台なら遠くからも |
| 見え方 | 決まった位置から見ると最も立体的 | 正面を中心に、ある程度ななめからも見える |
| 始め方 | 大型ビジョンの広告枠を使う | 機材を購入・レンタルして自分の場所に置く |
| 向いている目的 | 街全体への話題づくり・認知拡大 | 来店のきっかけづくり、店頭・ブースでの集客、ブランドの世界観づくり |
【店頭・イベントで使うなら】
3D Phantom®は最短1日からレンタルでき、演出の企画・映像制作・当日の設置までまとめて相談できます。
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3Dホログラムでも大きく見せられる
「3Dホログラムは小さい」と思われがちですが、大型モデルや複数台の組み合わせで、大きな演出もできます。渋谷PARCOのSEGA STORE TOKYOでは、店舗入口の中央に直径約2mの3D Phantom® 200zを常設しています。

直径約2mの200zを店舗入口の中央に常設した例(SEGA STORE TOKYO/渋谷PARCO)(事例を見る)
季節の演出にも使われています。ホテルのロビーでは、高さ約2mのクリスマスツリーの上部に65x2を2台設置し、サンタクロースやクリスマスリースが宙を舞う映像を流しました。

クリスマスツリーの上部に65x2を2台設置した季節演出の例(ホテル日航プリンセス京都)(事例を見る)
どちらを選ぶか
- 街全体で話題をつくりたい、広く認知を広げたいなら、屋外の大型ビジョンを使った裸眼3D広告が向いています。
- お店やブースの前で足を止めてもらいたい、来店につなげたいなら、自分の場所に置ける3Dホログラムが向いています。
3Dホログラムは、ショーウィンドウや店頭、イベント会場など、お客様との接点になる場所に直接置けるのが強みです。置き場所と映像の考え方は店舗で使う3Dホログラムサイネージで、ほかの表示方式との違いは空中ディスプレイ・ホログラムディスプレイ・3Dサイネージの違いで紹介しています。
まとめ
裸眼3D広告は、大型LEDビジョンに遠近法を計算した映像を流し、目の錯覚で立体的に見せる広告です。3Dホログラムは、背景が透けて映像だけが空中に浮かんで見える表示で、店頭やイベント会場など自分の場所に置いて使えます。目的と場所に合わせて選びましょう。