3Dホログラムディスプレイの選び方|サイズ・再生方法・台数で比べる4つのポイント
はじめに
「展示会で3Dホログラムを使いたいけれど、どの機種を選べばいいかわからない」——3Dホログラムディスプレイは、大きさや映像の流し方が機種によって大きく違います。見た目の印象だけで選ぶと、「会場に対して小さすぎた」「流したい映像に対応していなかった」ということも起こります。
この記事では、3Dホログラムディスプレイを選ぶときに比べたい4つのポイントを、実際の導入事例の写真とあわせて紹介します。
3Dホログラムディスプレイとは
この記事で扱うのは、LEDを並べたブレード(羽根)を高速で回転させ、光の残像で空中に映像を浮かび上がらせる「ファン型」のディスプレイです。回転している部分はほとんど見えず、黒い部分は透けて見えるため、映像だけが宙に浮いているように見えます。専用のメガネは必要ありません。

展示会ブースの上部に3D Phantom 65x2を設置した例(フランスベッド様 国際福祉機器展H.C.R. 2024)(事例を見る)
ほかの方式(ペッパーズゴーストや透明LEDなど)との違いは、3Dホログラムの方式比較の記事で詳しく紹介しています。
選び方のポイント1:表示サイズ
最初に決めたいのは「どのくらいの距離から見てもらうか」です。目の前で見るカウンターと、通路の先から見つけてもらう展示会ブースでは、必要な大きさがまったく違います。
3D Phantom®の場合、表示サイズはおおむね次の3段階です。
| 大きさ | 機種 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| 直径 約33cm | 30z | 店舗のカウンター、入口、バーの壁かけなど、近くで見る場所 |
| 直径 約65cm | 65x2 / 65HDU | 展示会ブース、ポップアップストア、店頭のショーケース |
| 直径 195cm | 200z | 大型展示会のトラス上部、商業施設のシンボル演出 |

カウンター正面の壁に30zを1台かけた例(六本木「Bar Qreep」)(事例を見る)

直径約2mの200zをブースのトラス上部に取り付けた例(東京ゲームショウ2024)(事例を見る)
200zは、日本でこのサイズを扱っているのは弊社だけ(自社調べ)という超大型モデルです。会場の天井が高い、遠くからでもひと目でわかる演出にしたい、というときに検討してみてください。
選び方のポイント2:映像の再生方法
次に確認したいのが「映像をどうやって流すか」です。決まった映像をくり返し流すのか、その場の映像をリアルタイムで映したいのかで、選ぶ機種が変わります。
- SDカードに保存した映像を流す(65x2):あらかじめ用意した映像をくり返し放映する、いちばん一般的な使い方です。1台575gと軽く、取り付けや持ち運びがしやすいのも特長です。
- HDMIでつないだ映像をリアルタイムで流す(65HDU):パソコンなどから入力した映像を、その場で映せます。60fpsに対応していて動きがなめらかなので、ライブやステージ、ゲームの映像に向いています。

HDMI入力できる65HDUを10台使い、LEDディスプレイと連動させた例(2025 最新映像機器内覧会)(事例を見る)
65HDUで手の動きに合わせて映像が変わる様子は、こちらの動画で見られます。
選び方のポイント3:台数と並べ方
3Dホログラムディスプレイは、1台だけでなく複数台を組み合わせて使えます。使い方は大きく3つです。
- 単体利用:1台で使う一番シンプルな方法。置くだけで使え、壁付けもできます。
- 連動利用(Sync):複数台で同じタイミングの映像を流し、凝った演出をつくります。
- 連携利用(Extension):複数台をつなげて1枚の大きな画面にします。
たとえば下の事例では、10台を縦5台×横2台に並べて、横約2.5m・縦1mの大きなスクリーンにしています。30zは57台を連動させた実績があり、最大100台まで同期できます。

10台(縦5台×横2台)をつなげて大型スクリーンにした例(まぐろ問屋 恵み 横浜ワールドポーターズ店)(事例を見る)
「1台で十分か、何台並べるべきか」は、会場の広さと見せたい映像で変わります。迷ったら、会場の図面や写真をもとに相談するのが確実です。
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選び方のポイント4:設置場所と環境
最後に、設置する場所の条件を確認します。
- 取り付け方法:置き型、壁かけ、天井からの吊り下げ、トラスへの取り付けなどがあります。
- 電源:設置場所の近くに電源があるかを確認しましょう。
- 周りの明るさ:日中・屋外での実績もありますが、周囲の明るさで見え方が変わります。設置環境を伝えて、事前に可否を確認しておくと安心です。
- 人との距離:ブレードが回転するため、手が届く場所に置くときはアクリルケースなどのカバーをつけます。
目的別・機種選びの目安
| やりたいこと | 選び方の目安 |
|---|---|
| 展示会で通路から目立たせたい | 65x2を2台以上つなげる |
| 店頭や受付でアイキャッチにしたい | 1台から。設置場所に合わせて30z / 65x2 |
| ライブやPCの映像をその場で映したい | HDMI入力できる65HDU |
| とにかく大きく、強いインパクトを出したい | 直径約2mの200z、または65x2・65HDUを複数台つなげた大画面 |

200zを店舗入口の中央に常設した例(SEGA STORE TOKYO)(事例を見る)
まとめ
3Dホログラムディスプレイを選ぶときは、「どこから見てもらうか(サイズ)」「どんな映像を流すか(再生方法)」「何台でどう見せるか(台数)」「どこに置くか(設置場所)」の4つを順番に決めていくと迷いません。
機種ごとの違いは機種一覧・選び方のページにまとめています。詳しい仕様や取扱説明書は3D Phantom サポートサイトでご確認いただけます。会場や演出のイメージをお伝えいただければ、担当者が機種と台数をご提案します。