3D Phantom用の映像制作のポイント
3D Phantom用の3Dホログラム映像の制作は、当社でも対応していますが、ファイル形式はmp4なのでご自身でも制作可能です。
そこで、今回は3D Phantom用の映像制作をする際のポイントをまとめてみました。
まず最初に3D Phantomの映像フォーマットについてまとめてみました。
- 動画形式:mp4
- 解像度:1024x1024(px)
- アスペクト比:1:1
- フレームレート:30fps
- 推奨ビットレート:5〜10Mbps※
※映像の容量が800MBを超えると、投影までに遅延が発生する可能性があります。
次に、基本的なルールです。
1.背景は黒に
黒はLEDが発光しないため、背景を黒にすることで浮遊感のある映像にすることはできます。
2.オブジェクトは円の中に
3D Phantomにアップロードする映像ファイルのアスペクト比は1:1の正方形の映像ですが、
表示されるのは、下の図の白い円内のみです。この円内にオブジェクトを収めることが、効果的な映像演出のポイントです。
マテリアルについてのポイントは3つあります。
1.3Dオブジェクト(ロゴ・文字等)の押し出しは、立体感を出すために厚めに
正面から見ても奥行きがわかるように制作するのがおすすめです。
2.コントラストを強調する
階調のなだらかなグラデーション、強いグローのような表現が苦手なため、メリハリのある映像がおすすめです。
3.メタリック調
ディスプレイの特性上、メタリック調のオブジェクトのほうがキレイに表示されます。
モーションについては、主に1点のポイントを押さえるのがおすすめです。
1.奥→手前、手前→奥の動き
このモーションをつけることで、見ている人に奥行きを錯覚させ、立体感のある映像表現ができます。
奥行きについては、下記のコラム記事も参照ください。
2.オブジェクトを分解⇔集結させる
四方八方にオブジェクトを散らばせたり、再び集結させたりすることで立体感・没入感のある映像表現になります。
3.速い動きを避ける
3D Phantomは残像で映像を表示しているため、スピードが速いモーションは映像がチラついて見える場合があります。
以上が3D Phantom用の映像制作のポイントですが、質問や不明点などございましたら、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。