【5ステップ】スマホを用いた3Dホログラムの作り方!仕組みや必要なものも解説
「スマホを使って3Dホログラムを作る方法を教えてほしい」
「そもそも3Dホログラムはどのように成り立っているのかも知りたい」
このように考えている人もいらっしゃるでしょう。最近では3Dホログラムを街中やお店で見る機会も増えており、徐々に知名度が上がってきています。
3Dホログラムは、100均で揃う部材やスマホを使って簡単に作成することが可能です。個人で楽しむことはもちろん、広告などさまざまな用途で使えます。
今回は3Dホログラムの作成に挑戦してみたいと考えている人向けに、以下の情報について解説します。
- 3Dホログラムの概要
- 3Dホログラムを作るのに必要なもの
- 3Dホログラムの作り方
これから3Dホログラムを自作してみたいと考えている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
1.そもそも3Dホログラムとは?
3Dホログラムとは、現実世界に立体的な映像や物体を投影する技術を指します。2Dよりも情報量が多く、視覚的にも印象に残りやすい点が特徴です。
広義の意味での3Dホログラムディスプレイであるブレード型に関して、早稲田大学理工学術院との研究により、従来のディスプレイに比べて心理・生理的な活性化を促す可能性があることなどが分かってきているため、今後さらに媒体として普及していく可能性があります。
なお、研究の結果は以下のリンクで確認可能です。
https://phantom-3d.net/news/33978/
実際に印象に残りやすいことから、広告やリモート会議などでも用いられることが増えています。近年では販促に用いる企業も増えており、ますます注目度が高まっているのがポイントです。
また、最近ではライブイベントなどでも使われており、用途は広く、今後さらなる普及が予測されるでしょう。
ホログラムとの違い
ホログラムは、光学技術を使用して立体像やイメージを生成する技術を指します。通常の2次元の平面に印刷された静止画像とは異なり、視覚的に奥行きや立体感を持つ映像を映し出します。
これは、幾何学的で光学的な干渉を利用して生成されることと、特別なレーザー光源を使用して作成されることが一般的と言われています。
一方で3Dホログラムは、現実空間において複数視点から見える立体的なオブジェクトを映像として映し出す技術です。
ここまではホログラムとほぼ同様の事を言っていますが、3Dホログラムの方は広義の意味として捉えられる事が多いです。
正確にはホログラムの技術ではなくても、見た目上「3Dホログラム」として見えるものを表現するケースがあります。例えば「ペッパーズ・ゴースト」「水蒸気型」「ブレード型」などがあります。
これらは、近年さまざまなところで活用され始めており、より高い訴求効果が期待でき、売上アップやブランディングに繋がりやすくなります。
2.3Dホログラムの仕組み
3Dホログラムは、立体的な映像を投影する技術で、以下の流れに基づいています。
- 物体の光学的な情報を取得する
- 取得した情報をレーザーやLEDなどの光源で照射する
- ホログラフィックプレートやディスプレイに向けて反射または投影する
これらの流れをもって、物体の奥行きと視差を模倣して立体感覚を創り出すのが3Dホログラムです。そのため、情報源である映像と投射するスマートフォン、情報を映し出すホログラムさえあれば3Dホログラムは作成できます。
自作でも十分にきれいな3Dホログラムは作れるので、ぜひ試してみましょう。
3.3Dホログラムを作るのに必要なもの3選
3Dホログラムを作るのに必要なものとして、以下の3つが挙げられます。
- ホログラム台
- 投射する装置
- 映像
3Dホログラムを自作する場合、あらかじめ準備しておくと良いでしょう。
1.ホログラム台
3Dホログラムを投影するホログラム台は、台紙とプラ板さえあれば作れます。先に台紙で型を作り、その後プラ板でホログラム台を作るイメージです。
いずれも100均で揃うアイテムなので、すぐに集められるのがうれしいポイントです。よりスムーズにホログラム台を作りたいのであれば、マス目のある方眼紙を用意しましょう。
あくまで台紙であり紙質は特に求められないので、普通紙で問題ありません。
2.投射する装置
投射する装置はスマートフォンがあれば十分です。AndroidやiPhoneであれば特に機種などは問われません。
ただし、画面に大きくひびが入っているスマートフォンだと上手く投影できない場合があります。
これから3Dホログラムを投影したいと考えているのであれば、画面にひびが入っていないスマートフォンを選びましょう。
3.映像
もし、自作の映像を投影したいのであれば、別途で映像を作成する必要があります。最近であれば「Filmora」というフリーソフトを使えば、簡単に映像を作成することが可能です。※「Filmora」2D映像の編集ができるソフトです。
難しいスキルは必要なく、3Dホログラムの映像が簡単に作れるので、初めて編集ソフトに触れる場合でも問題ありません。もし、お試しで映像を投影したいのであれば、YouTubeで「3Dホログラム」と検索すると動画が出てきます。
動画を作成する時間がないという場合は、まずはYouTubeにある既存の動画で試してみると良いでしょう。
3.【5ステップ】スマホを用いた3Dホログラムの作り方
スマホを用いた3Dホログラムの作り方として、以下の流れで進めるのがおすすめです。
- 必要な部材を用意する
- カット作業を行う
- ホログラム台を組み立てる
- 映像を制作する
- スマホとホログラム台で実際に試す
簡単に3Dホログラムを試せるので、ぜひ参考にしてみてください。
1.必要な部材を用意する
まずは以下の必要な部材を用意しましょう。
- プラスチック版
- テープor接着剤
- カッター
- ペン
- 定規
- 紙(方眼紙)
いずれも100均ショップで揃うものなので、すぐに集められるのがメリットです。
まずは方眼紙に上底1㎝、高さ4㎝、下底 6㎝程度の台形を描きましょう。方眼紙であれば、マス目が付いているので、簡単に台形を描くことが可能です。
台形を描いた後は、実際にカッターを使ってカット作業に入ります。
2.カット作業を行う
作成した台紙を元に、プラ板をカットする作業に入りましょう。同じパターンを4枚作れば、簡単にホログラム台のベースができあがります。
カットする際は定規に沿って、丁寧に作業を行いましょう。指を切らないように、カッターの切る先に指を置かないようにすることも大切です。
カット作業がすべて終わった後は、サイズにムラがないか確認してそのままホログラム台の組み立てに入りましょう。また、切れ目がざらざらしている場合は、ヤスリを使って滑らかにしておくと安心です。
3.ホログラム台を組み立てる
プラ板をカットした後は、4枚の板を揃えてセロテープで固定していきます。外側にテープが来るように貼り付けを行うと、内側からきれいに光を反射させることが可能です。
よりクオリティを高めたい場合は、接着剤で固定するとさらに見栄えが良くなります。100均で購入できるもので構わないので、貼り付けの際に活用してみましょう。
4.映像を制作する
オリジナルの映像を製作したい場合は、Filmoraというフリーソフトを使って制作しましょう。無料ながらも、手軽にオリジナル映像を製作することが可能です。
映像を制作する際は、以下の流れで進めましょう。
- ホログラム映像素材を黒かグリーンバックで撮影する
- 編集シーケンスに撮影した素材を配置する
- ホログラム映像を調整して無駄な部分を消す
- エフェクトを追加してより質感を高める
Filmoraは直感的に使えるフリーソフトなので、ぜひ有効活用して制作を進めていきましょう。
5.スマホとホログラム台で実際に試す
映像の用意ができたら、実際にホログラムの短辺の方を下にしてスマホの上に載せて投影してみましょう。ここまでの工程に問題がなければ、きれいに映像が映し出されるはずです。
さまざまな映像を投影して、写り具合をチェックしてみてください。
6.より手軽に3Dホログラムを楽しむなら「3D Phantom」がおすすめ!
ここまで自作で3Dホログラムを作成する方法を解説しましたが、時間がない場合は既製品を導入しましょう。3Dホログラムを手軽かつ高クオリティで映し出せる「3D Phantom」が特におすすめです。
国内導入者数No.1かつ、特許取得を行っているため、より高いクオリティで3Dホログラムを投影できます。本格的に店舗での販促、広告やイベントで活用したい場合、活躍してくれるでしょう。
「お店に1台、3Dホログラムがほしい!」「広告での訴求力をより高めたい!」と考えている場合は、以下のリンクから資料をダウンロードして詳細をチェックしてみてください。
https://phantom-3d.net/resource/ebook/981/
7.「3D Phantom」で3Dホログラムを利用する際の手順
「3D Phantom」で3Dホログラムを利用する際は、以下のステップで進めてみてください。
※映像は別途準備が必要です。
- 3D Phantomの電源を入れる
- 3D PhantomとスマホのWi-Fiをつなぐ
- アプリを立ち上げる
- 3D Phantomを起動する
ここからは手順について、簡単に説明します。
1.3D Phantomの電源を入れる
3D Phantomを購入した後は、上記の画像のように電源を付けて起動します。電源が入った時点でそのまま起動するので、すぐに利用することが可能です。
ただし、あくまで3D Phantomは投影機となっており、そのままでは映像が映し出されませんので、映像の準備もしましょう。問題なく起動した後は、3D Phantomとスマホをアプリでつなぐ作業を行いましょう。
※映像に関しての情報は、こちら(https://supports.phantom-3d.net/manuals/movie_create_simple.pdf)
2.3D Phantomとスマホをつなぐ
3D Phantomとスマートフォンをつなぐ際は、専用アプリのダウンロードが必要です。アプリをつなぐことで、動画の投影や細かい設定を行えます。
ただし、1点注意として3D PhantomはiOSもしくはWindows、Macとしか接続できません。事前にどちらかのデバイスを用意したうえで、購入を検討しましょう。
3.Phantomを起動する
置き型であれば、そのまま簡単に3D Phantomを設置して起動可能です。コンセントに挿すだけなので簡単に設置できます。※通電起動モードの設定が必要です。
壁掛けや天吊りをする場合は、付属している部品を用いて別途作業が必要です。付属のマニュアルを参考に設置を行って起動しましょう。
8.3Dホログラムを作る時間がない場合は3D Phantomを使いましょう!
3Dホログラムを自作する場合、100均にある部材で簡単に作成が可能です。ただし、ある程度時間がかかるうえに、高品質なものを作るのが難しくなります。
本格的にディスプレイや広告として使いたい場合は、既製品を導入するのがおすすめです。多数の導入事例がある「3D Phantom」であれば、導入してすぐに高いクオリティで映像をアピールできます。
以下のリンクから詳細をチェックできるので、ぜひアクセスしてみてください。